2007年9月26日水曜日

AC1(マグロの油漬け缶詰)の誕生(その2)






本日も3年生はAC1生産実習でした。2年次から数えて4度目になりますが、クリーニングもかなり上手になってきました。 画像は解凍している様子とクリーニングの様子です。

<前回からの続き>
3,本校との関係
村上技師はマグロの油漬け缶詰製造に、当時、最も設備の整っていた焼津水産学校(現在の焼津水産高等学校)の実習場を借用しました。試作開発段階では本校製造科職員も参加し、また、生徒も製造に協力し、400ダースを生産したということです。時代が異なるとはいえ、現在よりも大変柔軟に、学校と地域とが連携していたことが伺えます。
4,輸出で大ヒット
製造したマグロの油漬け缶詰は、輸出してニューヨーク市場で試販しました。すると、これがアメリカ人のニーズに見事に適合し、大好評を博しました。低カロリー・高タンパクという特徴もさることながら、サラダやサンドイッチへの利用など、欧米の食文化・味覚にマッチしていたためであると言えましょう。
<また、次回に続きます>

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